自動車産業リサーチ会社のDatahouseが1日発表したハンガリーの1月新車販売台数は3,459台で、前年同月を24.4%上回った。ただ、過去1年半続いている3,000~4,000台という低水準から抜け出せず、依然として市場回復の兆しは見えていない。
\1月の新車販売が伸びたのは、リース会社などによるフリート顧客への販売が好調だったためで、個人顧客への販売は低調だった。2010年の新車販売台数に占めるフリート顧客の比率は7割に上り、今年の出だしも引き続き個人消費の冷え込みを下支えする格好になっている。
\ブランド別販売台数は、トップのフォードが前年同月比49%増の470台で、市場シェアを11.4%から13.6%に拡大した。オペルは69%増の391台で、8.3%から11.3%に拡大。シュコダも38%増の372台で、9.7%から10.8%に拡大した。ルノーは昨年1月の2倍以上の台数を販売し、フォルクスワーゲン、トヨタを抜いて、販売ランキングの第4位に躍進した。
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