ハンガリーの製薬大手エージスが1日発表した2009/10年度(09年10月~10年9月)通期決算は、純利益が前期比22%増の168億フォリントとなった。ロシア・独立国家共同体(CIS)諸国への輸出が好調だったことやコスト削減策の実施が奏効し、同年度の業績目標を達成した。
\売上高は前期比2.4%増の1,190億フォリントだった。国内売上高は4%増の326億8,700万フォリント。医療系調査会社のIMSヘルスによると、エージスの09年10月~10年9月の国内医薬品市場におけるシェアは5.3%で、5位につけた。一方、輸出額は4億2,340万米ドルと、前期から3%増加した。国・地域別では最大の輸出先であるロシアが12%増の1億3,203万ドル、ウクライナが30%増の1,979万ドル、その他のCIS諸国が22%増の3,398万ドルだった。また、ハンガリーを除く中東欧は9%増の1億7,957万ドルに拡大した。(1HUF=0.42JPY)
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