仏自動車大手PSAプジョー・シトロエンのスロバキア・トルナバ工場は、2月に午後のシフトの勤務時間を1時間延長した。西欧、特にドイツとイタリアでの需要増大に対応した措置で、3月も継続される可能性が高いという。現地通信社TASRが1日、同社の広報担当者らの情報として伝えた。
\ブラチスラバ北東のトルナバ工場は現在、プジョー「207」、シトロエン「C3ピカソ」を生産している。同工場の生産能力は年30万台だが、フル稼働体制にはなっていない。2010年上半期の生産台数は10万730台だった。
\昨年12月には、スロバキアのイベタ・ラディツォバー首相が、PSAが同国で生産拡大を検討していると発表。PSAの広報担当者も「トルナバ工場で生産を拡大するため人員を増強する」と述べたが、増員の規模や実施時期など詳細については明らかにしなかった。
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