国営ロシア鉄道(RZD)は、日本や韓国の企業と共同でモンゴル南東部のタバントルゴイ炭田開発の国際入札に関する事前提案書を提出した。同社の広報担当者が2日、米ダウジョーンズ通信とのインタビューで明らかにした。
\タバントルゴイ炭田の埋蔵量は推定65億トンと世界最大級。モンゴル政府は当初、同炭田の開発に当たって全鉱区に請負方式を採用する計画だったが、西側の半分について資金調達も含め外資に委ねる全面委託方式を導入することを決定、提案書の提出を呼び掛けていた。
\RZDが参加する企業連合には、ロシア最大の石炭会社シベリアン・コール・エナジー(SUEK)のほか、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、双日の商社4社と韓国の国策資源開発会社である韓国鉱物資源公社が名を連ねる。タバントルゴイ炭田の開発には、ロシアの大富豪オレグ・デリパスカ氏の投資会社En+、ヴァーレ、アルセロールミタル、エクストラータ、三井物産、神華集団、ピーボディー・エナジーなどが名乗りを挙げている。
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