チェコの中古車販売大手AAAオートが3日発表した2011年2月の販売台数(暫定値)は前年同月比45%増の3,684台となり、50.7%の伸びを記録した前月に続き、高い販売成長を示した。内訳はチェコが35%増の2,680台、スロバキアが80%増の1,004台だった。
\AAAオートのアンソニー・ジェームズ・デニー最高経営責任者(CEO)は、「1月と2月の販売は予想を大きく超える好調ぶりと見せており、この傾向が今後も続くことを期待している。景気後退と中古車市場の低迷という最悪の時期は脱したと見ており、多少の下振れリスクを考慮しても、今年はチェコで10%、スロバキアで12%の成長をそれぞれ見込んでいる」とコメントした。
\ \■年内にロシア進出を計画、ルーマニアからは撤退
\ \AAAの重役会は2日、今年の戦略計画を承認した。それによると、年内にロシア市場に参入する計画だ。経済危機で撤退したハンガリー市場への再参入も予定している。一方、ディーラー店7店舗を運営するルーマニアからは撤退する方針だ。
\また、25店舗を展開するチェコとスロバキアでは1年半以内に、6店舗(うちチェコに5店舗)を新たに開設する計画。同2カ国では保険ブローカー事業も開始する計画で、両国の中央銀行にライセンスを申請する準備を進めている。
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