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2011/3/16

ハンガリー

1月の鉱工業生産、前月比15.5%増

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2011年1月の鉱工業生産(稼働日調整済み)は、前月比で15.5%増加した。輸出が好調に推移し、13.9%の大幅減となった2010年12月から一転、2けたの伸びを確保した。前年 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した2011年1月の鉱工業生産(稼働日調整済み)は、前月比で15.5%増加した。輸出が好調に推移し、13.9%の大幅減となった2010年12月から一転、2けたの伸びを確保した。前年同月比では10.9%のプラスとなり、こちらも前月の5.9%増を上回る伸びを見せた。

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経済ニュースサイト『portfolio.hu』は、ハンガリーの工業製品の国外需要は旺盛であると指摘。12月の鉱工業生産が大きく減少した理由については、クリスマス休暇による工場の操業停止が例年より長かったためと説明するとともに、好調な外需がハンガリー経済の成長を支えるというシナリオに基本的に変化はないとの見方を示した。ただ、原油価格の高騰やインフレ圧力の高まりとそれに対応するための金融引き締め政策、欧州の債務危機などの無視できないリスクが存在しており、これらのファクターがハンガリー経済の成長ペースにある程度の悪影響を与える可能性があるとしている。

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