ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)は、同国初の原子力発電所の建設をめぐる入札を7月に実施する。12日付けの現地日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ(DGP)』が報じた。
\石炭火力発電に依存するエネルギー体制からの脱却を目指すトゥスク政権は今年1月、国内初の原子力発電所を建設することを決定。新原発の総発電容量は6,000メガワットで、建設費用は400億ズロチが見込まれている。同プロジェクトには東芝傘下の米ウェスチングハウス(WH)、GE日立ニュークリア・エナジー、仏アレバと仏電力公社(EdF)の企業連合などが関心を表明している。
\WHのジャクソン副最高経営責任者(CEO)はDGP紙とのインタビューで、同社がプロジェクトを落札した場合、必要となる機材の60~70%を現地で調達する考えを示し、ポーランド企業との提携に意欲的な姿勢を見せた。DGP紙によると、提携先としては、Energomontaz Polnoc、Polimex-Mostostal、Budimex、Elektrobudowa、Erbudが浮上している。ジャクソン副CEOはまた、原発建設に必要な部品を生産する工場をポーランドに建設することを検討していることも明らかにした。
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