2011/5/4

ハンガリー

ハンガリー失業率、10%割れは来年後半か

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が4月28日発表した今年1-3月期の失業率は11.6%となり、前年同期から0.2ポイント低下した。ただし、12-2月期からは0.1ポイント上昇。昨年9-11月期の10.7%から上昇を続けてい […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が4月28日発表した今年1-3月期の失業率は11.6%となり、前年同期から0.2ポイント低下した。ただし、12-2月期からは0.1ポイント上昇。昨年9-11月期の10.7%から上昇を続けている。失業者数(15~74歳)は48万9,800人。前年同期からは8,000人減少したが、12-2月期と比べると2,800人増加した。

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CIBバンクのアナリスト、バルタ氏は、失業率上昇の背景には季節要因があるため、夏に向けて改善すると予想。一方で、公務員削減や昨年導入されたエネルギー、金融、通信、小売企業向けの特別税など赤字削減策が雇用にマイナスに作用しているとして、10%を下回るのは来年後半以降になるとの見通しを示した。

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2008年夏に7.5%だった同国の失業率は、10年1-3月期に11.8%の最高値を更新。10年通期では11.2%だった。

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