2011/5/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ、イスタンブールに運河建設へ

この記事の要約

トルコのエルドアン首相は4月27日、イスタンブールに黒海とマルマラ海をつなぐ運河を建設する計画を発表した。タンカー航行が限界に達しているボスポラス海峡の混雑緩和が目的で、建国100周年に当たる2023年までの完成を目指す […]

トルコのエルドアン首相は4月27日、イスタンブールに黒海とマルマラ海をつなぐ運河を建設する計画を発表した。タンカー航行が限界に達しているボスポラス海峡の混雑緩和が目的で、建国100周年に当たる2023年までの完成を目指す。

\

運河はイスタンブールのヨーロッパ側に建設される。規模は深さ25メートル、幅150メートル、長さ45~50キロメートル程度を予定している。エルドアン首相は、「パナマ運河やスエズ運河をもしのぐ今世紀最大規模のプロジェクトになるだろう」と語った。総事業費は明らかにされていないが、現地メディアの報道では200億米ドルに達する可能性があるという。

\

ボスポラス海峡は黒海と地中海を結ぶ海上交通の要衝で、年間5万隻を超える船舶が通過するが、流れが速く幅が狭い場所もあるため、衝突や座礁などの事故が多発している。

\