2011/5/11

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア中銀、金利据え置き

この記事の要約

ルーマニア国立銀行(BNR)は3日、主要政策金利を6.25%に据え置くことを決定した。据え置きは12カ月連続。ブルームバーグがエコノミスト11人を対象に実施した調査でも、全員が据え置きを予想していた。\ ルーマニアのイン […]

ルーマニア国立銀行(BNR)は3日、主要政策金利を6.25%に据え置くことを決定した。据え置きは12カ月連続。ブルームバーグがエコノミスト11人を対象に実施した調査でも、全員が据え置きを予想していた。

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ルーマニアのインフレ率は3月に8%と欧州連合(EU)加盟国中最悪の水準に上昇した。ただ、中銀は、インフレは4-6月期に「一時的に」加速するものの、来年には目標に設定している2~4%以内に収まるとの見通しを示している。米シティグループは、「インフレ圧力の高まりと景気の先行きに不透明感が増していることから、中銀は今年いっぱい金利を据え置くだろう」とコメントした。中銀は昨年、景気減速を受けて4回の利下げを実施、政策金利は1989年以来最低の水準に下落したが、景気下支え効果は薄く、今年の経済成長率は1~1.5%程度にとどまる見通しだ。

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