ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で4.5%増となり、前月の4.3%増から0.2ポイント上昇した。これは2008年9月以降で最も高い水準で、インフレが加速している。前月比では0.5%で、3月に比べ0.4ポイント縮小した。
\前月比での上げ幅が大きかったのは、食品(7.7%)、交通(7.6%)、電気・水道・ガス(5.8%)、住宅(5%)など。
\年間インフレ率は中央銀行の目標とする2.5%を大きく上回っており、中央銀行は11日、今年3回目の利上げに踏み切ったばかりだ。
\ポーランドのインフレ率は08年に4.2%、09年に3.5%、10年に2.6%を記録した。政府は2015年までにユーロ導入の前提条件をすべてクリアするとの見通しを示しているが、導入の日程目標は明らかにしていない。
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