2011/6/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ウエスチングハウス、ブルガリアの原発事業で国営会社と協力

この記事の要約

ブルガリアの国営エネルギー会社、ブルガリアン・エナジー・ホールディング(BEH)は13日、国内唯一の原子力発電所であるコズロドゥイ原発で計画するプロジェクトに関し、東芝傘下の米ウエスチングハウスと協力することで基本合意し […]

ブルガリアの国営エネルギー会社、ブルガリアン・エナジー・ホールディング(BEH)は13日、国内唯一の原子力発電所であるコズロドゥイ原発で計画するプロジェクトに関し、東芝傘下の米ウエスチングハウスと協力することで基本合意した。

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基本合意によると、◇コズロドゥイ原発の5、6号炉の稼働期間の延長◇すでに停止している1~4号炉の解体◇核燃料の保管および使用済み核燃料のリサイクル――で協力する。

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ブルガリア政府は欧州連合(EU)に加盟するため、2002~06年に1~4号炉を廃止した。5、6号炉の稼働期限はそれぞれ2017年、19年に設定されているが、政府は昨年、1億レフを投じて刷新し、さらに20年間延長することを決定。BEHは2カ月前に仏アレバとも協力を得ることで合意した。

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ブルガリア政府は、コズロドゥイ原発7号炉の新設も計画しており、6月初めにはアレバと交渉中であることを明らかにした。ウエスチングハウスも今回の合意を機にBEHとの協力関係を強化し、原子炉新設の受注を目指す方針だ。

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