ドイツの地域エネルギー会社MVVは7月26日、チェコのコジェネ(熱電併給)事業を拡大すると発表した。ボヘミア地方北部のリベレツ(人口10万人)にあるコジェネ発電所をチェコ子会社を通して買収し、同国で運営するコジェネ発電所の数を17に引き上げる。MVVはすでに地域暖房熱事業でチェコ最大手であり、今回の買収で同地位をさらに強化する。
\リベレツの発電所は年820万キロワット時(kWh)の電力と同1億9,400万kWhの熱を生産する。熱はMVVが70%出資する地域暖房熱供給網会社Teplarna・リベレツによって同市に供給される。
\同発電所の年間の燃料燃焼能力は10万6,000トン。昨年は自治体廃棄物9万8,000トンを燃料として使用した。
\チェコ子会社の従業員数は615人。2010年9月期決算の売上高は1億1,310万ユーロだった。
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