2011/8/3

チェコ・スロバキア

チェコ7月景況感指数低下

この記事の要約

チェコ統計局が7月25日発表した7月の景況感指数は前月から0.5ポイント低下した。鉱工業と商業・サービスの一部で業況感が悪化したことから、事業者全体では1ポイント低下した。ただ、依然として長期的平均を上回る水準にある。建 […]

チェコ統計局が7月25日発表した7月の景況感指数は前月から0.5ポイント低下した。鉱工業と商業・サービスの一部で業況感が悪化したことから、事業者全体では1ポイント低下した。ただ、依然として長期的平均を上回る水準にある。建設業と消費者の景況感はそれぞれ1.1ポイント、1.5ポイント上昇し、マイナスだった6月から回復した。景況感は前年同月比では2.8ポイント低下した。

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鉱工業の景況感は前月比で0.7ポイント低下したが、現状についての評価は上昇している。需要の評価もわずかに伸びているが、外需が好調とする回答はやや減っている。製造業の設備稼働率は85.4%をつけ、前月から更に上昇した。受注残高は平均7.4カ月の稼働分に相当し、今年第2四半期の数値を上回るが、企業の3割強は受注状況が不十分だと回答している。

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企業は今後3カ月の生産および受注の見通しについては慎重だが、雇用状況は改善すると見ている。また、今後3~6カ月の全般的な景気動向については好転するとの見方が前月より増えている。

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