チェコの携帯電話サービス各社がこのほど発表した今年上期の加入件数(有効なSIMカードの数)は1,353万件となり、前年同期から19万件増加した。
\キャリア別の加入件数は、最大手Tモバイルが前年同期から3万件減の543万件、2位のテレフォニカが3万件増の487万件、3位のボイーダフォンは19万件増の323万件だった。
\チェコの人口100人当たりの携帯電話保有台数は128台で、携帯電話市場は飽和状態となっている。このため、携帯サービス各社は既存顧客のつなぎとめに全力を挙げている。Tモバイルのミラン・ヴァシナ最高経営責任者(CEO)は、同社の基本戦略は既存の顧客基盤の維持にあると強調、「顧客が我が社にとどまってくれていることを非常に感謝しており、今後もより快適な利用に向け努力する」と述べた。
\携帯電話サービス業界では価格競争の激化や当局による規制の強化などにより売上が落ち込んでいる。上期の携帯電話サービス収入はテレフォニカが10%、Tモバイルが9%それぞれ前年同期から減少した。
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