2011/9/14

チェコ・スロバキア

チェコ統計局、4-6月期GDPを下方修正

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)は8日、2011年4-6月期の国内総生産(GDP)の伸び率を下方修正した。先月16日発表の速報値では前年同期比2.4%、前期比0.2%としていたが、それぞれ2.2%、0.1%に引き下げた。09年7- […]

チェコ統計局(CSU)は8日、2011年4-6月期の国内総生産(GDP)の伸び率を下方修正した。先月16日発表の速報値では前年同期比2.4%、前期比0.2%としていたが、それぞれ2.2%、0.1%に引き下げた。09年7-9月期以来で初めて前期の伸び率を下回ったこととなり、ライフアイゼンバンクでは「チェコ経済の減速を明確に示すもの」と分析している。

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チェコのGDP成長率は09年4-6月に前年同期比4.8%減を記録した後、7四半期連続で改善していた。当期GDPは、2年前の09年4-6月期の実績を4.6%上回っている。また、総付加価値(GVA)も同様に4.8%増加している。

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GVAの当期成長率(実質)は前年同期比で1.7%だった。機械、自動車、金属を中心に製造業が9.7%成長して全体をけん引した。一方で農業、非市場型サービス産業、金融・保険業は縮小した。前期比では製造業が2.1%後退したことが足かせとなり、0.8%のマイナスとなった。

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