自動車部品大手の米ジョンソンコントロールズ(JCI)とタカタペトリがルーマニアでの生産を強化する計画だ。
\JCIはクラヨヴァのフォード工場内にシート工場を新設する。同社向け製品を現地で生産する狙い。来年5月稼動予定で、200人の雇用創出が見込まれる。JCIはこれまでに、ルーマニアでピテシュティ、ミオヴェニ、プロイエシュティの3工場を操業し、ルノー日産、オペル、セアトに製品を出荷している。フォードのクラヨヴァ工場は今年末から来年初めに始動する見通しだ。
\一方のタカタペトリは北部のジボウにハンドル工場を新設する計画。ワイヤーハーネスメーカー、フジクラ・オートモーティブの工場棟を借り受け、まずは75人体制で期間6カ月の試験生産を実施する。タカタペトリは15年前にルーマニアに進出した。アラドに2工場、シビウに1工場を持ち、ハンドルと安全ベルト、エアバッグを生産している。
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