2011/9/28

総合・マクロ

中東欧の不良債権問題、峠を越す=IMFリポート

この記事の要約

中東欧市場における不良債権問題が峠を越したもようだ。国際通貨基金(IMF)は20日発表した金融安定性報告で、今後2年は同市場の債権の質が悪化しないと予測した。一方でアジア新興市場では不良債権(NPL)の比率が高まる見通し […]

中東欧市場における不良債権問題が峠を越したもようだ。国際通貨基金(IMF)は20日発表した金融安定性報告で、今後2年は同市場の債権の質が悪化しないと予測した。一方でアジア新興市場では不良債権(NPL)の比率が高まる見通しだ。

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予測の根拠としてIMFは、中東欧における融資額の伸びがここ数年、鈍化していることを挙げた。ただ、新興市場という性格上、外からのショックに弱い事実を確認。欧州債務危機など、財務政策上の緊張が、投資家のリスク回避、資本逃避、資源価格下落を引き起こす可能性を指摘した。それでも、アジアや中南米の新興市場よりも影響を受けにくいとしている。

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