2011/10/19

ポーランド

欧州初のGTL精製施設を計画

この記事の要約

ポーランドの国営ガス・石油大手PGNiGがGTL(ガス・ツー・リキッド)技術を利用した欧州初のシェールガス精製施設の建設を計画している。数十億米ドルと予想される総コストは同社の資金調達能力を超えているため、提携相手を探す […]

ポーランドの国営ガス・石油大手PGNiGがGTL(ガス・ツー・リキッド)技術を利用した欧州初のシェールガス精製施設の建設を計画している。数十億米ドルと予想される総コストは同社の資金調達能力を超えているため、提携相手を探すという。現地経済紙『Dziennik Gazeta Prawna』がこのほど報じた。

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GTLは天然ガスから石油製品を製造する技術で、ノウハウを持つ企業は世界でも数少ない。

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PGNiGはGTG精製施設でポーランドに豊富にあるシェールガスから合成ディーゼルや航空燃料などを製造する計画だ。

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米国エネルギー情報局(EIA)の調べによると、ポーランドのシェールガス確認埋蔵量は53億立方メートルと、欧州最大。トゥスク首相は先ごろ、シェールガスの商業生産が2014年にもスタートする見通しを明らかにした。PGNiGは現在、北部ルボチノでシェールガスの探鉱を行っている。

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