2011/11/2

ポーランド

石油大手オルレン、シェールガスの試験掘削開始

この記事の要約

ポーランド石油大手オルレンが10月24日、国内東部ルビン郡のシチン村でシェールガスの試験掘削作業を開始した。同社は国内に8つの油田・ガス開発権を取得しているが、シェールガス開発に着手するのは初めて。年内に第2試掘井の工事 […]

ポーランド石油大手オルレンが10月24日、国内東部ルビン郡のシチン村でシェールガスの試験掘削作業を開始した。同社は国内に8つの油田・ガス開発権を取得しているが、シェールガス開発に着手するのは初めて。年内に第2試掘井の工事にもかかる。現地英字紙『ワルシャワ・ビジネスジャーナル』によると、2013年には新たに6つの試掘井プロジェクトを立ち上げ5億ズロチを投資する計画で、シェールガス開発を本格化させる構えだ。

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オルレンは07年にルビン郡でのガス開発権を取得し、これまで地震を含めた地質調査と調査結果の分析を行ってきた。同郡のヴィエルズビカとルバルトフの2つの地域での開発が有望なことが確認され、ヴィエルズビカのシチン村が第1試掘井の掘削地点に決まった。工費は推定3,000万ズロチ。井戸の深さは約3,000メートルで、工事完了まで30~40日を要する。11月末ごろ完了した後、ルバルトフでの第2試掘井工事にかかる。

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採取サンプルの結果が良ければ、12年半ばに両地点で水平坑井の掘削に着手する計画だ。米エネルギー情報局(EIA)の推定では、ポーランドのシェールガス埋蔵量は5兆3,000億立法メートルで世界有数の規模となる。(1PLN=24.11JPY)

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