2011/11/16

ハンガリー

ハンガリーの金融監視当局、政府によるラーバ買収提案を承認

この記事の要約

ハンガリーの金融市場監督庁(PSZAF)は9日、ハンガリー国民資産管理公社(MNV)が7日に発表した同国の商用車・部品メーカー、ラーバの買収提案を承認した。MNVは株式公開買い付け(TOB)によってラーバを買収する計画で […]

ハンガリーの金融市場監督庁(PSZAF)は9日、ハンガリー国民資産管理公社(MNV)が7日に発表した同国の商用車・部品メーカー、ラーバの買収提案を承認した。MNVは株式公開買い付け(TOB)によってラーバを買収する計画で、1株815フォリントの買収額を提示した。ハンガリー政府は複数の基金を通じてラーバ株の16.15%を保有しており、今回のTOBで残る全株式を取得した場合の取引総額は92億フォリントに達する。

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今回の買収提案の背景には、自動車産業に対する政府の影響力を強める狙いがある。政府は「ラーバの長期的戦略の策定に当たって、国民の経済的・地政学的利益が十分に尊重される」とTOBの効果を説明。経営陣や雇用、拠点展開に関して現状を変更する予定はないとしている。(1HUF=0.33JPY)

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