2011/11/23

ポーランド

10月鉱工業生産、6.5%増

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が21日発表した10月の鉱工業生産高は、前年同月に比べて6.5%増となり、ブルームバーグ通信のアナリスト予測中央値(7.2%)を下回った。9月に比べると、1.2ポイント低下した。欧州の信用不 […]

ポーランド中央統計局(GUS)が21日発表した10月の鉱工業生産高は、前年同月に比べて6.5%増となり、ブルームバーグ通信のアナリスト予測中央値(7.2%)を下回った。9月に比べると、1.2ポイント低下した。欧州の信用不安で輸出相手国の需要が減速していることが背景にある。前月比では2.4%の増加だった。

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ザホトニ銀行では「ズロチ安でポーランド製品の競争力が増したが、外需の勢いの衰えを完全に相殺するまでにはいたらなかった」と分析。今後数カ月以内にドイツなど主要取引国の景気の衰えが、ポーランドでもはっきりと見えるようになると予測している。

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ロストフスキ財務相は今月に入り、来年の経済成長予測を従来の4%から「3.2%以下」に下方修正した。世界銀行も見通しを2.9%に引き下げている。

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今後のインフレ動向を占う生産者物価指数は、10月に前年同期比で8.5%増加し、上昇幅は9月の8.4%(修正値)とほぼ同じだった。前月比では0.1%増加した。

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