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2012/2/22

ロシア

渋滞税の導入検討・政府、渋滞緩和に向け

この記事の要約

ロシア政府は、欧州で最悪と言われるモスクワなど都市部の交通渋滞を緩和するため、渋滞税の導入を検討している。現地日刊紙『ベドモスチ』が14日報じた。\ 報道によると、運輸省がまとめた渋滞緩和策には渋滞税のほか、渋滞が深刻な […]

ロシア政府は、欧州で最悪と言われるモスクワなど都市部の交通渋滞を緩和するため、渋滞税の導入を検討している。現地日刊紙『ベドモスチ』が14日報じた。

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報道によると、運輸省がまとめた渋滞緩和策には渋滞税のほか、渋滞が深刻な道路区間の通行を一時的に制限すること、ガソリンに1リットル当たり7~8ルーブル(23~27セント)課税することなどが盛り込まれている。

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運輸省の試算によると、交通渋滞による経済損失は年間4兆~5兆ルーブルで、国内総生産(GDP)の7~9%に相当する。モスクワではルシコフ前市長が渋滞税の導入を試みたが激しい反対にあい断念している。

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