経営破たんの危機に直面しているハンガリーのブダペスト交通公社(BKV)を救済する財源を確保するため、特別税を創設する構想が浮上している。現地ニュースサイト「origo.hu」が7日伝えた。
\報道によると特別税構想をまとめたのは経済シンクタンクのSzazadveg Gazdasagkutato。保有する不動産の地下に、公益事業者が設置する地下ケーブルその他の地下工作物がある企業に課税(公益税)することや、渋滞税の導入、BKVが運営する交通機関の運賃の付加価値税(VAT)税率を引き下げることなどを提案している。Szazadveg Gazdasagkutatoの試算では、公益税による税収は150億フォリント、渋滞税は100億フォリントが見込めるという。
\BKVは今月19日に400億フォリントに上る債務の返済期限を控えているが、返済の目処が全く立っておらず政府とブダペスト市に支援を要請している。(1HUF=0.37JPY)
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