自動車専門調査会社データハウスが発表したハンガリーの2月の新車(乗用車)登録は4,262台となり、前年同月から20%増加した。1月の伸び率(40%)には及ばなかったものの、好調が続いている。今年1月からオープンエンド及びオペレーティング・リースのVAT(付加価値税)を還付請求できるようになったことから、社用車のリース需要が大きく伸びた。
\メーカー別の販売伸び率では、シュコダが同36%増と首位に立ち、ルノー(31%増)、フォルクスワーゲン(21%増)、オペル(13%増)が続いた。一方、プジョー、シトロエン、フォードはそれぞれ27%、26%、18%の減少となり、振るわなかった。高級車ブランドのメルセデス、BMW、アウディはそれぞれ112%、37%、31%の販売増を示した。
\市場シェアでは、シュコダが前月から1.8ポイント増えて13.6%のトップを獲得。2位のオペルとルノーは、ほぼ同水準の10%超だった。昨年2位(12.6%)だったフォードは4位に転落した。
\比較的好調に見える自動車業界ではあるが、販売低迷は2008年のリーマンショックから続いている。経済危機前は月1万台以上の新規登録があったが、現在は3,000~4,000台のレベルにとどまっている。
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