スロベニア2位の銀行であるノバ・クレジトナ・バンカ・マリボール（NKBM）がこのほど発表した2011年通期決算（未監査）は、最終損益が5,370万ユーロの赤字となった。企業倒産の増加に伴い貸し倒れ引当金を大幅に積み増したことなどが響き、前年の1,140万ユーロの黒字から赤字に転落した。営業損益も7,630万の赤字となり、総資産は58億4,000万ユーロと前年から0.5％減少した。
\11年決算の発表を受けてNKBMのプロス社長は、「グローバルな経済と金融市場の不確実性が当行の業績に悪影響を与えた。今後は市場環境を考慮した財務計画に従い、スロベニア経済を支えていく」とコメントした。なお、プロス社長は先月、退任する意向を表明しており、後任候補にはスロベニア・ポストのHauc社長、国営年金基金KADのトプラク前社長が浮上している。
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