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2012/3/21

ポーランド

2月の消費者物価4.3%増

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.3%の上昇となり、1月の4.1%から伸びが加速した。食品と燃料の価格上昇が目立った。市場予想は4.2%のプラスだった。\ 中銀 […]

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.3%の上昇となり、1月の4.1%から伸びが加速した。食品と燃料の価格上昇が目立った。市場予想は4.2%のプラスだった。

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中銀のポーランド国立銀行(NBP)は今月7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を4.5%のまま据え置いた。据え置きは9カ月連続。ベルカ総裁は13日付け現地紙『ジェチポスポリタ』に掲載されたインタビューで、インフレの減速ペースは「遅すぎる」と語った。インフレ率は2011年1月に中銀の許容レンジの上限である3.5%を突破している。

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中銀は12日、4カ月毎に発表しているインフレ報告書で、12年のインフレ予想を4.1%と、昨年11年の前回予想から1ポイント上方修正した。また、13年のインフレ予想は2.9%とし、中銀が目標とする2.5%を達成できるのは13年末頃になるとの見方を示した。

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