昨年に4.3%の経済成長率を遂げたポーランドでは、国内大手企業の業績も大きく伸びた。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』によると、ワルシャワ証券取引所の主要株式指数WIG20の構成銘柄20社の純利益は合計397億ズロチに上り、前年比で43%の大幅増益となった。
\WIG20の構成銘柄のうち12社が増益となった。なかでも、国営銅鉱山会社KGHMが135%増の110億ズロチ、電力大手PGEが65%増の49億ズロチと、高額利益を上げた。また、通信最大手のポーランドテレコムも前年の約18倍(19億ズロチ)と飛躍的な増益を果たした。
\一方、国営ガス・石油会社PGNiGはロシアからの天然ガス輸入価格が高騰した半面、コスト増を販売価格に転嫁することができず収益率が悪化し、純利益が36%減の16億ズロチに落ち込んだ。
\(1PLN=26.74JPY)
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