イタリアの自動車大手フィアットがセルビアのクラグエバツ(Kragujevac)市に新工場を開設した。総投資額は9億4,000万ユーロ。5月末から、最新設備を誇る同工場でフィアットの新モデル「500L」を生産する。2,400人を雇用し、年30万台を生産する予定だ。
\同工場は以前、セルビアの工業コングロマリットのザスタバが保有していた。2008年にフィアットがザスタバから資本の70%を取得。フィアット・セルビアに社名変更し、子会社化した。残り30%はセルビア政府が保有する。フィアット・セルビアは現在、東欧、ロシア向けにフィアット車を生産している。自動車部品や商用車の生産も今後、視野に入れているという。
\フィアットは新工場の開設により、セルビア2位の外資系企業となる。
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