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2012/4/25

ロシア

ガスプロムとノバテク、LNG生産で合弁

この記事の要約

ロシアの天然ガス生産1位の国営企業ガスプロムと同2位の民間企業ノバテクは二つの合弁事業を行う基本契約に署名した。両社はヤマル半島とギタン半島で液化天然ガス(LNG)を生産するための合弁会社を設立することで合意した。\ 両 […]

ロシアの天然ガス生産1位の国営企業ガスプロムと同2位の民間企業ノバテクは二つの合弁事業を行う基本契約に署名した。両社はヤマル半島とギタン半島で液化天然ガス(LNG)を生産するための合弁会社を設立することで合意した。

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両社はガスプロムがヤマル半島に保有するタンベイ・ガス田でのLNG生産を強化するための合弁会社を設立する。出資比率は、ガスプロムが75%、ノバテクが25%となる予定。タンベイ・ガス田のガス埋蔵量は1兆5,600億立方メートルとされ、年2,000万トンのLNGを生産することができる。

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ギダン半島のプロジェクトでは、ノバテクが保有するサルマノフスコエ・ガス田でLNGを生産するための合弁会社を、ガスプロムとノバテクの折半出資で設立する。同ガス田の埋蔵量は7,671億立方メートルとされる。

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さらに、両社はギダン半島でそれぞれが保有するガス鉱区を共同で開発することを検討している。

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