チェコ統計局(CSU)が4月24日発表した4月の景況感指数は86.6となり、前月の88.0から低下した。消費者信頼感はやや改善したものの企業景況感がふるわず、前年同月を4.0ポイント下回った。
\4月の企業景況感指数は89.5と前月の91.2から低下。建設を除くすべての部門で悪化した。製造業は現在の景況感、先行きの景況感見通しともに悪化。建設業は現在の景況感は前月から上昇したものの、今後3カ月間の景況感見通しは低下。ただ、今後6カ月間の見通しは改善した。流通業は在庫品増加を背景に景況感が悪化した。サービス業では、今後3カ月の見通しが前月と変わらずだったのに対し、今後6カ月の見通しは悪化した。
\消費者信頼感指数は3月の72.1から72.3に改善した。今後12カ月の見通しでは、財政状況や雇用に対する不安が前月より緩和された一方で、物価上昇に対する不安を指摘する声が目立った。
\