中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/5/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

欧州復興開発銀、ブルガリアの再可エネ利用を支援

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBWE)はこのほど、ブルガリアの再生可能エネルギー推進プログラムを支援するため1億5,000万ユーロを拠出すると発表した。さらにCO2排出削減に取り組む企業を支援するため1億5,000万ユーロの融資保 […]

欧州復興開発銀行(EBWE)はこのほど、ブルガリアの再生可能エネルギー推進プログラムを支援するため1億5,000万ユーロを拠出すると発表した。さらにCO2排出削減に取り組む企業を支援するため1億5,000万ユーロの融資保証を引受ける。独ブルガリア・ニュースサイト『Punkto.ro』 が報じた。 同プログラムには中小企業に融資する国内の銀行も参加する予定で、太陽光発電設備やヒートポンプの設置を資金面で支援する。

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欧州開発銀行のジャン・マルク・ペーターシュミット東欧部長は、『今回のプログラムを通して、ブルガリアの中小企業は省エネやCO2排出削減に取り組むことができるようになる。さらに、エネルギーの効率利用技術の導入で、国の将来展望も開ける』と述べた。ブルガリアのデリャン・ドブレフ経済・エネルギー・観光大臣も、同プログラムは企業を支援し、国際競争力を高める原動力になるとし、期待感を示した。

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ブルガリア政府は2020年までに電力消費量に占める再可エネ比率を1%に引き上げる目標に掲げている。

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なお、同国の再可エネ利用は現在、風力発電の600メガワット(MW)、太陽光発電の400MWにとどまっている。

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