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2012/5/16

ポーランド

EU収束基金の最大受給国に、過去5年間で2千億ズロチ

この記事の要約

ポーランドが2007~11年の5年間にEU(欧州連合)の収束基金から受け取った助成金が2,000億ズロチに上った。EUは加盟国間の地域格差を解消し全域の発展を図るため、収束基金を通して各国のプロジェクトを助成している。2 […]

ポーランドが2007~11年の5年間にEU(欧州連合)の収束基金から受け取った助成金が2,000億ズロチに上った。EUは加盟国間の地域格差を解消し全域の発展を図るため、収束基金を通して各国のプロジェクトを助成している。2007~13年の総予算は3,470億ユーロで、ポーランドには最大673億ユーロの助成枠が設けられている。

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現地日刊紙『Dziennik Gazeta Prawna』が先ごろ報じたところによると、過去5年間にポーランドが実際に受給した額はその約4分の3に相当し、EU加盟国中で最高額となった。07年初めから12年3月末までにEUの助成を受けたプロジェクトは7万件近くに上る。社会水準と経済競争力の向上を目的に、政府はEU助成金を主にインフラ刷新と産業・教育研究分野のプロジェクトに投資している。首都ワルシャワのあるマゾフシェ県はEU助成の最大の恩恵を受けた地域で、これまでに30億ズロチが投入された。(1PLN=23.75JPY)

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