中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/5/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ベレネ原発計画、融資返済繰り延べで合意

この記事の要約

ブルガリアのドブレフ経済相は7日、国営電力大手NEKが同国北部のベレネで計画していた原子力発電所建設で仏大手銀行BNPパリバから受けた融資2億5,000万ユーロの返済を1年間繰り延べることで合意したと発表した。\ 同経済 […]

ブルガリアのドブレフ経済相は7日、国営電力大手NEKが同国北部のベレネで計画していた原子力発電所建設で仏大手銀行BNPパリバから受けた融資2億5,000万ユーロの返済を1年間繰り延べることで合意したと発表した。

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同経済相はまた、NEKの親会社であるブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)が、NEKがベルギーのデクシアと日本のみずほ銀行から受けた計5,000万ユーロの融資について、両行が返済の繰り延べを拒否したため、BEHがNEKに返済のための資金を短期融資することも明らかにした。

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ブルガリア政府は3月末、ベレネ原発の建設計画の中止を正式に決定した。同原発向けにロシアの原子力機関アトムストロイエクスポルトから納入される予定だった原子炉(1000MW)は、既存のコズロドゥイ原発の7号機として設置される。ベレネ原発の建設用地に原発に代わって火力発電所が建設される予定だ。

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