マーケティング会社ミルウォード・ブラウン・オプティモアが22日発表した2011年の世界の企業ブランド価値ランキングで、ロシアの最大手銀行ズベルバンクは前回から25ランク上昇して74位に入り、ロシア企業で最高位を獲得した。ロシア企業ではこのほか、携帯電話大手モバイルテレシステムズ（MTS)が85位に入った。
\今回で7回目となるこのランキングは、企業ブランドの収益への貢献度などに基づいてブランド価値をランク付けするもの。世界30カ国、5万ブランドを対象に調査を行い、上位100社を選出する。首位の米アップルのブランド価値は1,830億米ドル。ズベルバンクは106億ドル、MTSは95億ドルだった。
\ズベルバンクは2009年にリブランド・キャンペーンをスタートさせた。170年に及ぶ歴史を強調するとともに、全国2万2,000カ所にある支店を改装し、VIPルームやビジネスセンター、24時間利用可能なセルフサービスフロアの設置を実施した。ズベルバンクのブグロフ上級副社長は、「ズベルバンクに対する高い評価は、好調な業績に加えてサービス水準が向上したことで、顧客の認識に変化が現れたためだ」と説明。「現代的で、ハイテクを駆使し顧客にフレンドリーな銀行というズベルバンクの新しいイメージが形成されつつある」と指摘した。
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