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2012/6/27

ポーランド

合成ゴムメーカーSynthos、肥料大手ZAPにTOB

この記事の要約

ポーランドの合成ゴムメーカー、Synthosは18日、政府系化学肥料メーカーZaklady Azotowe Pulawy (ZAP)の株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。TOB期間は8月7日までで、買い付け価 […]

ポーランドの合成ゴムメーカー、Synthosは18日、政府系化学肥料メーカーZaklady Azotowe Pulawy (ZAP)の株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。TOB期間は8月7日までで、買い付け価格は7月9日から20日までが1株あたり102.5ズロチ、21日から8月7日までが98.77ズロチに設定されている。

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ポーランド政府は民営化によって2013年末までに150億ズロチを調達することを目指しており、ZAPも民営化の対象となっている。ZAPに50.67%を出資する国家財産省は、「ZAPは民営化の対象であり、持ち株を売却することは起こりうる」との声明を発表した。SynthosがZAPの買収に成功すれば、年間売上高80億ズロチを超えるポーランド最大の化学企業が誕生することになる。

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Synthosはまた、ZAPの買収資金に充てるためポーランド最大の銀行であるPKO BPから最大で20億ズロチを借り入れることで合意したことを明らかにした。(1PLN=23.33JPY)

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