2012/7/11

ロシア

ブルガリア風力発電市場、露伊合弁会社が進出

この記事の要約

ロシアのルクオイル・エネルゴとイタリアの再生可能エネルギー会社ERGリニューの合弁会社であるLukerg リニューがこのほど、オーストリアのライフアイゼン・エネルギー・アンド・エンバイロンメント(REE)から同社が保有す […]

ロシアのルクオイル・エネルゴとイタリアの再生可能エネルギー会社ERGリニューの合弁会社であるLukerg リニューがこのほど、オーストリアのライフアイゼン・エネルギー・アンド・エンバイロンメント(REE)から同社が保有するブルガリアの風力発電所を買収した。買収価格は5,200万ユーロに上る。

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LukergとREEは今年2月に買収合意を発表し、これを「両社の長期的な提携の始まり」と説明した。ドブリッチュ近郊にあるREEの風力発電所は2009年に運転を開始した。風力タービン20基の名目発電能力は合計40MW。国内の風力発電能力の10%を占め、南部に電力を供給している。

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Lukerg Renewは2011年、ブルガリアとルーマニアでまず再生可能エネルギー事業を構築する目的で設立された。将来的にはウクライナ、ロシアへの進出も目指している。すでに石油事業でブルガリア進出しているルクオイルと、イタリア、フランスで総発電能力310MWの風力発電事業を展開するERGのノウハウの結集でシナジー効果が期待される。

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