2012/7/25

総合・マクロ

ロシア、原発建設でベラルーシと最終合意

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ首相と隣国ベラルーシのミャスニコヴィチ首相は18日、ベラルーシ初となる原発の建設で最終合意し、ベラルーシの首都ミンスクで協力協定に調印した。RIAノボスチ通信がこのほど報じた。この原発建設事業ではロ […]

ロシアのメドベージェフ首相と隣国ベラルーシのミャスニコヴィチ首相は18日、ベラルーシ初となる原発の建設で最終合意し、ベラルーシの首都ミンスクで協力協定に調印した。RIAノボスチ通信がこのほど報じた。この原発建設事業ではロシア原子力公社(ロスアトム)傘下のアトムストロイエクスポルトが受注し、原子炉2基(総出力2,4ギガワット)を隣国リトアニアと国境を接するフロドナ州のアストラヴェツに建設する。1号機は2018年11月、2号機は2020年7月に運転を開始する予定。ベラルーシはロシアから原発建設費用として100億ドルの融資を受ける。

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同事業をめぐっては、2009年にベラルーシのルカシェンコ大統領が原発建設の意向を表明し、入札の結果、ロシアのアトムストロイエクスポルトが落札した。その後、同社は2011年2月に事業計画書を提出し、同年3月にロシアのプーチン首相(当時)が承認していた。一方、隣国のリトアニアは建設地が首都ヴィリニウスから50kmしか離れていないため、環境安全対策の不備などを理由に反発を強めている。

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調印式でメドベージェフ首相は、ベラルーシとのさらなる共同事業の発展に期待していると述べ、今後、自動車生産事業などでも協力していく意向を示した。

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