仏電機大手シュナイダー・エレクトリックはこのほど、モスクワ近郊スコルコボで計画されているハイテク産業集積地区「スコルコボ・イノベーションシティー」に研究開発センターを設立すると発表した。
\研究開発センターは従業員100人以上で、2016年の稼働開始を予定している。投資金額は公表されていない。送電網向けの先進エネルギー供給管理システムや独立型発電機制御システムなどの革新的ソリューションの研究開発を行う。人員の9割は研究者となる。
\シュナイダー・エレクトリックのトリコワ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「ロシアの新しい技術革新の中心拠点であるスコルコボ・イノベーションシティーに研究開発センターを設立できることは喜ばしい」とコメントした。
\スコルコボ・イノベーションシティーは約600ヘクタールの敷地にエネルギー、IT、通信、バイオ、原子力などの先端技術産業を集積させ、2014年までに最大4万人が働く「ロシア版シリコンバレー」に育てるというもので、多くの欧米大手企業が進出を表明している。
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