ウクライナで太陽光発電の普及が加速している。欧州太陽光発電産業協会(EPIA)などのデータをもとに市場調査会社マッコーリー・リサーチがまとめたところによると、同国では2016年までに合計1.8ギガワット(GW)の太陽光発電施設が新たに設置される見通しだ。
\ウクライナでは2012年と13年にそれぞれ400メガワット(MW)、14年と15年にそれぞれ500MWの太陽光発電施設が新規に設置される見通し。マッコーリー・リサーチによると、同国の太陽光発電産業の成長率はブルガリア、スロバキア、チェコ、オーストリア、ポルトガル、オランダ、デンマーク、スイス、スウェーデンを上回り、ドイツ、イタリア、フランス、ギリシャ、ベルギーを下回ると指摘する。
\ウクライナは25年前から太陽光発電施設の整備を進めており、現在の総設置容量は270MW。昨年末にクリミアで稼働を開始したペロヴェ・ソーラーファームは出力105MWと欧州・独立国家共同体(CIS)で最大の太陽光発電施設だ。
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