中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/8/29

ポーランド

ヴァージンモバイル、ポーランドでサービス開始

この記事の要約

英携帯電話サービスのヴァージンモバイルが22日、ポーランドでプリペイドカードを使った携帯電話サービスを開始した。同社としては中東欧市場への初進出で、同市場での事業拡大を計画している。現地子会社ヴァージン・モバイル・ポーラ […]

英携帯電話サービスのヴァージンモバイルが22日、ポーランドでプリペイドカードを使った携帯電話サービスを開始した。同社としては中東欧市場への初進出で、同市場での事業拡大を計画している。現地子会社ヴァージン・モバイル・ポーランドを通してまず同国での事業拡大に取り組むと同時に、トルコ、ロシア、ハンガリーなどを有望な市場と位置付け、進出の可能性を検討する方針だ。

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ヴァージンモバイルは、フランステレコムが子会社テレコム・ポーランドを通して運営するオレンジと、現地通信サービス会社プレイの通信インフラを利用してサービスを提供する。初年度はディストリビューション網の構築に注力し、競合先よりかなり安い通話料を提供して、3年以内に最低300万人の顧客獲得を目指す。

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ポーランド統計局によると、6月末時点で利用されている携帯電話契約数は人口3,800万人を大きく上回る5,200万件にのぼり、市場は飽和状態に達している。市場大手はドイツテレコム子会社Tモバイル(市場シェア28%)とフランステレコムのオレンジ(29%)で、ヴァージンは3番目の外資系サービスプロバイダーとなる。

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