カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは、受託生産しているBMW傘下の超小型車ブランドMINIおよび日産自動車の高級車ブランドであるインフィニティのモデルをポーランドの工場で生産するもようだ。3日付けの現地紙『Dziennik Gazeta Prawna』が報じたもので、ハンガリーとオーストリアでの生産も候補に挙がっていたがポーランドに決めたという。
\同紙によると、マグナは、ウクライナの自動車メーカーであるアフトザズ（Avto ZAZ）が保有し、現在は操業を休止しているワルシャワ郊外のFSO工場を改修し、2013年下半期にも生産を開始する見通しという。当初は6万台の規模で生産を開始し、将来は生産を年20万台、従業員数は7,000人に拡大する計画とされている。
\同工場は旧共産主義時代の自動車工場で、1995年に韓国の大宇自動車が買収した。その後、大宇が経営破たんし、2007年にアフトザズの手に渡った経緯がある。同工場で最後に生産していたモデルはシボレー「アヴェオ」。昨年から操業を休止しているが、依然として100人弱の従業員を抱えているという。
\
