ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは今後3年間で3億フォリントを投資する。ブダペスト証券取引所のウェブサイトに9月25日に掲載された声明で明らかにした。
\3億フォリントのうち半分は、ハンガリー国内での在来型・非在来型エネルギー資源の探鉱・開発に充てる。精製・販売部門では、効率改善に向けたプロジェクトを実施する。ティサウイヴァーロシュには合成ゴム原料の工場を建設し、サーズハロムバッタとスロバキアのサヒを結ぶパイプラインの輸送能力を増強する。このほか、ティサウイヴァーロシュの石油化学工場とドゥナ精製所を結ぶパイプラインの改築や貯蔵施設の改修、燃料小売ネットワークの拡充などが予定されている。
\MOLのモルナー最高経営責任者（CEO）は「足元の極めて厳しい事業環境は、企業に一層の柔軟さと常に革新的であることを求めている。…危機を乗り越えて成長する以外に道はなく、コスト削減と平行して積極的に投資を行うことで、欧州の精製業界をリードするポジションに返り咲きたいと考えている」と語った。
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