ロシアの自動車最大手アフトワズが5日発表した2012年上期(1~6月)決算は、純利益が274億ルーブルとなり、前年同期から4.3倍に急伸し、アナリストの事前予想の14億ルーブルを大幅に上回った。売上高は前年同期比8.5%増の892億ルーブル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)は23%増の54億ルーブルにそれぞれ拡大した。
\12年上期の販売台数は25万732台となり、前年同期から14%減少した。大手投資銀行アトンのアナリスト、パク氏は販売が不調だったにもかかわらず上期の利益が急増した理由として、資産を売却したことが貢献したと指摘している。
\コンサルティング大手のプライスウォーターハウスクーパースによると、ロシアの今年の新車販売台数は約260万台となり、昨年から4%増加する見通し。アフトワズの販売台数は7月に実施した値上げが響き、8%減の52万5,000~53万台にとどまると見られている。
\(1RUB=2.55JPY)
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