ハンガリーは、医薬品・建設・食品加工の分野でベラルーシとの提携を強化したい意向だ。ヴィルモシュ・シクラヴァリ在ベラルーシ特命全権大使が25日、ベラルーシ商工会議所で開催されたハンガリー・ビジネスフォーラムで明らかにした。
\シクラヴァリ全権大使は、ここ数年で急速に改善した両国関係を基盤に、さらなる努力を重ねる必要があると話した。現在、エージス、ゲデオン・リヒターの製薬2社と建設会社グラボプランの3社がベラルーシで事業を展開していることを強調し、ビジネスフォーラムの主な目的は、両国間取引を拡大し、ハンガリーの実業家にベラルーシ投資の長所を知ってもらうことにあると指摘した。
\両国の貿易額は2011年に2億2,200万米ドルとなり前年比で1.2%拡大した。ベラルーシの対ハンガリー輸出は16.6%増の8,000万ドル、ハンガリーからの輸入は5.8%減の1億4,200万ドルだった。ベラルーシの貿易赤字は6,200万ドルとなった。
\今年1-8月期の取引額は前年同期比6.5%増の1億4,400万ドル、対ハンガリー輸出は22%増の5,600万ドル、輸入は1.3%減の8,900万ドルだった。ベラルーシの貿易赤字は3,300万ドルだった。
\今年のハンガリーへの主な輸出品目は、アクリロニトリル、カリ肥料、トラクター、ガラス製品、合板、塩、液化ガス、非合金鋼ワイヤ、タイヤなど。ハンガリーからの主な輸入品目は医薬品、石油化学製品、照明・電子機器、食品・農産物などとなっている。
\ビジネスフォーラムには、ハンガリーから大手ワイナリーのトカイ・ケレシュケデハーズ、ブレーキ部品のクノル・ブレムゼ、医療品販売のファルムエクスペルト、農機製造大手のヘヴェシュゲプ(Hevesgep)などの代表が出席した。
\ベラルーシ企業ではゴメル・ラトン自由経済区運営会社や、食品大手のベルバカリヤ、医薬品メーカーのボリメッド、ミンスクエンジン工場、ゴムセリマシ・ヴィテフスク部品工場(トラクター)、ミンスク自動車工場(MAZ)などからの参加があった。
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