世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は22日、ルーマニア最大のノンバンク系マイクロファイナンス機関であるパルティア・クレジット(Partia Credit)に3,660万レウ(1,040米ドル)を融資すると発表した。低所得者や小規模事業者が金融サービスを受けられる機会を増やすことで、ルーマニアの経済成長を後押しするのが狙い。
\パルティア・クレジットは国内29地域に1万2,000件の顧客を持つ。メルフェア最高経営責任者は、「IFCの支援は、金融サービスへの取り込み(ファイナンシャル・インクルージョン)を促進し、多くの場合、女性が事業主となっている零細企業が正規の融資を受けることを可能にするものだ」とコメントした。
\ルーマニアは1990年にIFCのメンバーとなった。IFCは同国で農業、製造業、インフラ整備、医療、金融など幅広い分野に投資を行なっており、投資残高は6億米ドルとなっている。
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