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2012/11/14

ポーランド

ポーランドが3年ぶり利下げ、政策金利4.5%に

この記事の要約

ポーランド国立銀行は7日に開いた金融政策理事会で、政策金利を0.25ポイント引き下げ、4.5%とすることを決定した。経済の減速が鮮明になっているためで、金利は今年5月の利上げ前の水準に戻った。ポーランドの利下げは2009 […]

ポーランド国立銀行は7日に開いた金融政策理事会で、政策金利を0.25ポイント引き下げ、4.5%とすることを決定した。経済の減速が鮮明になっているためで、金利は今年5月の利上げ前の水準に戻った。ポーランドの利下げは2009年6月以来。

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今回の利下げは予想通り。ベルカ総裁は「金融緩和サイクルの最初の措置」に当たるもので、来月にさらなる利下げを実施することも「十分にあり得る」と述べた。下げ幅を0.25ポイントにとどめた理由としては、依然としてインフレ率が高いことを挙げた。

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ポーランドの第2四半期の経済成長率は前年同期比2.3%と、過去11四半期で最低レベルに落ち込んだ。9月の工業生産は前年同期比5.2%減と、09年5月以来で初めてマイナスに転じた。小売売上高も10年8月以来で最も上げ幅が小さくなっている。

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一方で9月のインフレ率は3.8%と、8月と同じ水準だった。

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