仏製薬大手サノフィ・アベンティスのルーマニア子会社ゼンティバ・ルーマニアは、自社工場に900万ユーロを投資する。今後5年間に生産と輸出を50%拡大することを目指す。
\ゼンティバは生産量の10%をフランスやドイツなどに輸出している。過去3年間に1,200万ユーロの設備投資を実施しており、今年は生産ラインを増設した。従業員数は400人で、サノフィのルーマニア従業員の半分を占める。ゼンティバ・ルーマニアの生産工程責任者を務めるタナセ氏によると、同社はサノフィ・ルーマニアの販売量の3分の2、販売額の4分の1を占めているという。
\サノフィはルーマニアの医薬品市場で金額ベースで8.4%、数量ベースで13.3%のシェアを持つ。ゼンティバは今年、7種のジェネリック医薬品を発売し、来年は9種を投入する計画。一方、ルーマニアで400種を超える製品を販売しているサノフィは、来年に20種の医薬品を新たに発売する予定だ。
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