仏重電大手のアルストムは、傘下のAlstom Power in Turkeyがトルコ発電会社(EUAS)から石炭火力発電所用の蒸気タービン発電設備の修理工事を受注したと発表した。トルコ南部にあるアフシン・カフラマンマラシュ石炭火力発電所のAブロック3号機の蒸気タービンと発電機の修理やオーバーホール、さらに部品交換などを行う。受注額は約1,300万ユーロとなる。必要部品はアルストムのドイツ、イタリア、スイス工場から出荷する。修理作業は2013年末までに終了するという。
\アルストムのトルコ現地法人のアドイル・テキン社長は、Aブロックの発電機はアルストムが製造し、設置したと述べ、これらの実績とノウハウが今回の大規模なオーバーホールと早期の再稼働を可能にすると強調。また、今回の受注はEUASとの協力関係をさらに強固なものにするとの期待感を示した。
\なお、アルストムはトルコで稼働中の発電施設(総発電容量53ギガワット)の50%以上に主要設備などを供給している。
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