2012/12/12

チェコ・スロバキア

シュコダ、新たなガソリンエンジンの生産開始

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは3日、ムラダー・ボレスラフの本社工場で新型ガソリンエンジンの生産を開始した。VWグループのガソリンエンジンシリーズ「EA211」の排気量1.2リットルおよび1 […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは3日、ムラダー・ボレスラフの本社工場で新型ガソリンエンジンの生産を開始した。VWグループのガソリンエンジンシリーズ「EA211」の排気量1.2リットルおよび1.4リットルのTSIエンジンを1日当たり最大2,200基生産する予定。これらのエンジンはシュコダのほか、グループブランドのアウディ、セアト、VWのモデルにも搭載される。

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同エンジンは燃料直噴式の4気筒ターボチャージャーエンジンで、内部の摩擦低減や軽量化、温度の最適化などにより、燃費を改善し、二酸化炭素(CO2)排出量も低減した。「EA211」シリーズには排気量1.0~1.6リットル、3気筒と4気筒のエンジンがある。

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シュコダは駆動装置の生産を強化しており、チェコのフルラビ工場では10月から、デュアルクラッチトランスミッション「DQ200」をVWグループ向けに生産している。生産能力は1日当たり最大1,000基で、2013年半ばまでに同最大1,500基に引き上げる予定。

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駆動装置の生産強化はシュコダのチェコにおける投資プログラムの一環として実施される。同社はこのほか、ムラダー・ボレスラフ近郊のチェサナ(Cesana)にある技術・開発センターの拡張工事も行っている。

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